この間ふと思い出したので唐突に隙あらば自分語り。
私がまだ幼い頃。
九州に住んでいた。
父が千葉出張に行くのでおみやげ何がいい?って聞いてきたのだ。
九州に住んでいる幼い女の子にとって
千葉県っていったらおおよそ東京。イメージ大都会。
こりゃぁ大変なことになるぜ・・・
だって東京(もはや千葉だと思ってない)っていったら何でもあるんでしょ?!
ああ、何にしよう・・・
なんでもあると思うと欲望がふくらんでひとつにしぼりこめないぞ。
妄想でふくらみまくってお花畑になっていた私がみちびきだした答えは・・・
ダテメガネ。
伊達眼鏡。
要するに度の入っていないオシャレのためだけのメガネだ。
現在の私は美男子がいっぱいのゲームでは必ずメガネっ漢ときめているし
メガネ美女も大好きだ。
ナイツのメガネさん(土屋さん)とか、青の祓魔師の雪男とか。
なのに自分は視力がとてもよくて、メガネっこになれなかった。
ゲームばっかりしていたのにどうして・・・
その思いはこんなところから続いていたのかもしれない。
この頃からメガネへのあこがれをいだいていた私は父にダテメガネをたのんだ。
すごくドキドキして、ワクワクした。
東京ならダテメガネだって売っているにちがいない。
つまり近いうち必ずダテメガネは私のものになるのだ。
そう、私はあこがれのメガネっ娘になるのだ!
高揚感でいっぱいだった。
そして父が帰ってきた。
私は期待と喜びで胸がいっぱいだった。
そしておみやげをもらった。
人形だった。
お姫様~みたいなやつ。
ダテメガネじゃない・・・
私は父にありがとうといいながら頭の中はパニック状態であった。
私人形とか言ってないよ?ダテメガネって言ったんだよ?
ああ、やっぱり父には言ってもわかんなかったか。大都会のダテメガネなんて!
きっとダテメガネっていってもわかんないか忘れちゃったから
適当に女の子だからって人形にしたんだ・・・
私が人形をもらって喜ぶ女の子だっておもってんの?
父は私のことなんにもわかっちゃいない!
うわぁぁぁぁん!
人形はそこそこいい品にみえた。
おきているときは目を開けて
寝かすと目を閉じた。
その後のことは覚えてない。
けれどいまだにメガネに対するあこがれがある。
私はいまでもメガネっこになれていないのだった。
しかしそろそろ老眼がきてるのでなれそうだよ
あこがれのメガネっこに。
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