黄色い自転車が売っていなかった訳

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<画像はスズキ公式Twitterより>

これは先日街で黄色い自転車に乗っている人をみかけて思い出したできごと。

私がまだ小中学生くらいの頃だったと思う。

新しい自転車を買ってくれるというので、親と一緒に自転車やさんに行った。

そこで私は店員さんに

「黄色い自転車がいいんですけど」

といったら、とっても怪訝そうな顔をされた。

なんか、こいつちょっとおかしいんじゃないか?くらいの見方をされているように感じるくらい。

黄色はやめておいたほうがいい、というか、そもそも売ってない。

そういうことを言われた。

とにかく黄色だけはやめておけ、そんな空気だった。

なんでそこまで黄色というだけで拒否されてしまうのか?

店員さん曰く

「黄色はイエローピーポーの色だから」

そう言われた。

詳しいやりとりはさすがにはるか昔すぎてあんまり覚えていないけど。

都市伝説的に聞いたことはないだろうか?

精神病患者を連れて行く救急車が黄色だというような話を。

それがイエローピーポーと呼ばれていた。

私はそのとき、好きな黄色の自転車がここには存在しないことにガッカリしたけれど、ないものはしかたないとあきらめた。

それからン10年たった今。

テレビでは広瀬すずちゃんが出ているワゴンRのCMでは黄色の車だし、黄色い自転車も街でみかけたくらいだ。

黄色い乗り物がタブーという空気はない。

あの時本当に黄色い自転車が世の中になかったのか?ということに関してはもう調べようもないし、記憶もない。

もし本当にそういった都市伝説のせいで黄色がキチガ○色として嫌われていたというなら悲しい話だ。

そうか、今なら黄色い自転車買えるじゃないか。

そう思ったが、今は別に黄色じゃなくてもいいと思っている。

あの時黄色がよかったんだ。

(でも全体的に黄色って不人気なのかな?あまり乗り物としてメジャーな色じゃないよね。事情通の方いないかな・・・)

ぼくとママの黄色い自転車[文庫] (小学館文庫)

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