(チラシ。クリアファイル等をもっていなかったため、家に帰り着いたらビリビリに・・・その日けっこうな雨が降ってしまい、あまりかまっていられなかった)
京都国際マンガミュージアムの展示が東京にもやってきた!
あの250万乙女を夢中にさせた少女漫画雑誌「りぼん」のふろくが展示されるという催し。
当時小4くらいだった頃。
まわりの女の子はみんなりぼんっ子!
なかよしも人気あったけどりぼんにはかなわなかった・・・そんな時代。
毎月りぼんを買うのが楽しみだったあの頃の思い出がよみがえる・・・
今回の展示は明治大学の米沢嘉博記念図書館にて開催。
この米沢さんってスゴイ方で、今のコミケを作り上げたかたなんだそう。
▲思いっきり工事中の雰囲気w 告知もチラシ貼っているだけという簡素な感じ
ここにはマンガや同人誌がおさめられていて(同人誌も、ってのがミソ)会員になると閲覧できるらしい。
はじめての訪問だったので、規模を知らなかったのだけど
縦長のビルで、一階ずつのフロアはせまい。
(そして今回の規模はその1階のみ)
ふろく1000点、ということなんだけどきゅっとアクリルボックスに詰め込まれていて
余裕のない展示方法のためかあまり展示会!という雰囲気ではなかった。
キューブ型アクリルボックス(秋葉原とかにあるレンタルボックスみたいなイメージ)
に年代ごとのふろくが展示されている。
そして・・・
なんと撮影禁止!
なのでみなさんにその1部でもお伝えできれば、と思っていた私はがっくり。
こういうの今ではガンガン拡散された方がもりあがると思うんだけどねぇ。
というわけで昨日の出来事を思い出しながらの文字中心レポートになりますが(外から撮った写真しかない)、りぼんっ子は必見
展示物の概要
1950~現代までのふろく
ふろくについてたCD-ROMが実際にその場であそべる
池野恋先生、さくらももこ先生、柊あおい先生の原画!
展示されていたふろく
1950~1960~
1950年代とかはなんとなくみんなのイメージにある古い雑誌、のイメージ。
だけど、1960年代のふろくがすごかった!
とってもオシャレだし、豪華だし・・・
コンセプトも違っていたんだろうか?モダンガール♪って感じ。
昨日の出来事なのにもう詳細を思い出せない劣化脳の私が描いたイラストじゃ
伝わらない部分も多いと思うけど・・・
お人形さんのドレス部分がフルーツメモみたいになっていて
プリーツが円形にぶわーっとゴージャスに広がっている紙製のフィギュアみたいなのとかものっすごくかわいい!
↑
イメージはまんまコレ。
たぶんこの付録のお人形さんはメモ帳ではないんだと思う・・・
ふろくだから、たたまれて付属しており
少女がそれをふわーっと広げてうっとりする・・・そんな構図がうかぶ。
イイなぁ・・・
そして同時に飾られていたゴージャスな箱の中にはプラスチック製のハートネックレス!と、麦わら帽子のブローチ(たしかw)
箱も豪華だし、中身も豪華なんだよなぁ~
今なら豪華付録は普通だけど、1960だよ!
この雰囲気好きだ。
1970~1980~
1980くらいがすごく見覚えのある付録がたくさん!
大好きなあーみん先生、なかなかふろくにはなってくれなかったんだよなぁ。
なるときはシールのはしっことか、トランプのジョーカーとか。
ごくごく一部だけどあーみん付録も確認。
そうそう、組み立て付録いっぱいあったよなぁ~
ノートとかレターセットとか超豪華ふろくあつかいで、すごくうっれしかったっけ。
1990~
りぼん卒業しちゃっていたので、分からない。
テイストはそこまで変わってない印象。
チラシの中身であるこちらのトランプは展示されてた!やっぱりジョーカーなあーみん。
現代
皆さんご存じのように、いまやふろくといったら売り上げを左右するくらい豪華なのがあたりまえ。
今のりぼんはこんななのかー!と思うようなフサフサの毛でできたポーチなどが平気でついてきている・・・
やっぱりなー、そういう感じなんだな。
そこでおばさん達は語る・・・
「今の若い子は付録は豪華だけど、既製品に近いからあまり思い出には残らなそうだよねぇ~」
私は紙っぺらの組み立て付録で立体空間認識能力を養いました!
・・・・うそです。
グーグルマップがないと街を歩けません。
ついてくる付録が全プレ級
(全プレ:全員プレゼントの略。指定された金額の切手と雑誌から切り取ったチケットを入れて郵送すると、豪華プレゼントがもらえる!)
・・・・・今でも全プレってあるのかな?
一部だけど、全プレの品物も展示していた。
おめかしセット(くしとか鏡とかがポーチに入ってる)みたいなの、みんな使ってたな・・・
星のかけらのペンダント、キラキラの写真に期待してもらったよなー。
実物はプラスチック丸出しだけど、まんがに出てくるグッズがもらえるとかロマンだよ!
もう毎号クライマックス・・・って何号かいてたっけ?
総評と思い出話
1950年代から始まって、現代までみられるのはおもしろい。
もちろん当時自分が使っていた!というふろくもあったからテンションアップ。
いっしょにいった友達とも
「なつかし~♪」
と、あの頃を思い出していた。
京都の展示の方がハコによゆうがありそうなのはちょっとうらやましかったな・・・
ふろくも2000点なので、こちらは1000点と半減。
ここは図書館なので、喋っちゃいけない雰囲気だし。
撮影についてはあちらも一部展示をのぞいては全面禁止な感じ?だったみたい。
一部をみてたらもっと色々みたくなる!
ふろくコレクターの展示とかあったら今度行ってみたいな~
展示物にまめちしきみたいなエピソードが添えられているのがとても面白かった。
当時は外注におろしていたふろくを、外注がこぞって競争し、自分のところを使ってもらおうとプレゼンしまくったり工夫をこらしていたんだとか。(意訳)
だからすてきな付録ができたんだね。
あの頃の娯楽の一体感
今は娯楽が分散され、より個の時代になったなぁと感じる。
漫画すら、大衆受けより自分の描きたいニッチな世界でも、拡散の力で欲しい人の所に届いて、盛り上がることができる。
対して、あの頃は・・・
皆が同じテレビをみていて、同じ雑誌を読んでいて・・・
当然りぼんっ子はみなこぞって最新ふろくを使っていたのだった。
展示されていた柊あおい先生のプールバッグを見たとたん、みんな使ってた!と夏の暑さまで蘇ってくるように思い出された。
▲左から2番目の展示物。これがプールバッグ!みんな使ってた~
モノにはめぐまれている今の時代をうらやましく思うこともあるけど
現代に産まれたかったとまでは思わない。
現代の付録について思うのは、そういう個の時代で横並びを嫌っているようにみえるのに
みんなとカブるふろくが売れる、ということがちょっと分からなかったりする。
なんでだろう?
ともかく。
当時りぼんっ子だった250万乙女は行くとドキドキワクワクがよみがえること間違いなし!
会期もゆっくりなので興味ある人は行ってみるといいと思う!
(池野恋先生とさくらももこ先生の原画めあてに早めに行った私たち)
私たちは高いところに興味なかったので行かなかったけどw
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▲これ、気になっていたんだけどレビューが酷評だらけ・・・
要約すると、ふろくが見たいのにカラーは少ないし、文字ばっかりなんだそうだ。
写真が豊富な辞書のような本が欲しいね。
ときめきトゥナイト 新装版 コミック 全12巻完結セット (りぼんマスコットコミックス)
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▲今読みたい!
池野恋先生の原画は今見てもまったく色あせない美しさ!
興味深かったのが、ふろくの図柄は原寸大っぽく、どれもかなり小さかったこと。
当時の印刷技術的にそうなんだろうか?
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