私のハリーポッターとの出会いは、当時付きあっていた彼氏(今の夫)のお父さんが
「面白くて、今人気のある本」
として私と夫にプレゼントしてくれたのでした。
ああ、そういえばヲタな友達が騒いでいたなーと思うくらいで、その時は特に思い入れもありませんでした。
それから続きが気になって、中古の安くなった本を買いそろえていって(新品高いんですもん)後に公開された映画を観てうわぁこれ自分が思い描いていたハリーそのまんまだわ!と感動して。オタクとよべるほどのハマりかたとは違うんだけど、こんな物語とキャラ達に出会えて良かったーと思えるほどには好きになったのです。
ユニバーサルスタジオジャパンに行ってみたいし、行ったらテンション上がってエクスペクトパトローナム!と叫んで杖を嬉々として振るだろうと予想できるくらいには好きに。
中古本をゆったり待ちながら映画をみて、を繰り返し先日、日本語版原作本を読み終えて、映画版の完結編の前後編を見終わって、ようやく長いハリーとの冒険が終わったのでした。
映画は短すぎるので色々変更やカットが多いけど、ヘドウィグの所は良かった・・・
あと驚いていることが、これだけ遅く自分の中で完結したにもかかわらず、一切ネタバレが伝わってこなかったこと。
このお陰で本当に楽しめました。
ネットの人たちやハリーを愛する人たちも気をつかっていたんだろうなぁと思います。
ありがとう!
気になる翻訳問題
一つ難点があるとしたら、とてもストーリーが面白いのに読みにくくて子供に積極的にすすめられないこと。児童文学のはずなんだけど・・・
翻訳の時点で色々雰囲気や、思い込みの改変があったりするようですし。
(後出しで明かされることや伏線になっているような部分も多いので、その時点では理解できなくても確かに仕方ないとは思うんですが・・・)
これは当時から言われていることで、ネットでは色々検証されています。
などを見てみると、分かると思います。
こちらを見ると、スネイプ先生の重要シーンのみえかたがだいぶ変わって見えます。
永遠に、の所は好きでした。美しい。
全部出そろった時点で、改めて書き直してもらえればそれでいいような気もするんですけど、後に出たポケット版とか文庫本でも大半直していないとか・・・なぜ?
映画でも日本語版をもとに制作されているので、ハリーがホグワーツに現れたというシーンであってもなお「おったまげ!」と言われたのは吹いた。
(嘘だろ?とかまじかよ・・・!とかの方がそれっぽいような)
原作の雰囲気や意味が変わってしまうような箇所も多いようで、息子の中学校の宿題をながめながら、英語をしっかり勉強しておけばなぁ・・・と今更思います。
枕草子とか源氏物語を桃尻語訳になおして出版、ってのが過去ありましたよね。
ようするに現代っ子風のギャルっぽい感じで訳してみたという。
あそこまでいっちゃうと逆に読みにくいだろうけど、もう少し砕けてきれいな日本語になっているともっと広く読まれるだろうと思うんですけどねぇ。
(なんて言うんだろう、文が小説っぽくないんですよね・・・)
静山社が権利を握っているので、社長であり、翻訳者でもある松岡さんがそういったことを許可する可能性はないのでしょうけど。
それでもやっぱり面白い!
途中でやめちゃった人、私のように意思はあるけどまだ完結していない人、ぜひ最後まで楽しんで完結しっかりさせてあげて欲しいなーと思います。
これはもう古典のように後世に語り継がれる物語ですよ!
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