遅くなったけど、アニメNEW GAME!を見終わった。
元ゲーム会社勤務なので、興味津々で見始めたのだけど・・・
すっごく面白かった!キャラもかわいいし、最終回はうるっときた。
私がゲーム会社にいたのは10年以上前のこと。
NEWGAMEを見て感じたのは、わ~なつかしい!って想い。
それくらい描写はゲーム会社あるあるがいっぱいだった。
(以下、10年以上前のゲーム会社の様子)
個人の机のまわり
特にデザイナーに多いけど、趣味のものを置きまくるのはよくある。
好きなものに囲まれてないと想像力が枯渇してしまうからだと思う。
パーティションで仕切られた環境だったけど、自分のPCまわりは城!ってカンジ。
私も仕事してるときは趣味まるだしのデスクと趣味の音楽がないととても作業できなかった。
IDカード
ゲーム系はとにかく守秘義務がかたくあって他の部署といっても漏らしてはいけない。
出入りがIDカードで制限されているので、万一忘れてしまうと悲惨なことになる。
まず入り口で引っかかるし、入れてもトイレ行くときすいませぇぇ~~んとカードを借りる羽目になったことがあるw
忘れた人用のカードとかありそうなものだけど、どうだったかな・・・
残業・泊まり込み
これは普通。
ネットでNEWGAMEブラック!と言われているのを見てびっくりした。
私の場合、毎日夜ご飯を社長が作ってくれて、みんなで食べてさぁ残業するぞ~って感じだったw
土日祝などは基本休みだけど、納期前はそうも言っていられないので当然出る。
泊まり込みをする人もいる。
家に帰らないので臭いプログラマーとかもいた。
私は泊まりたくなかったけどやむを得なかったときの朝、プログラマーブースからはみがきの香りがしてきたのが印象的だった。お泊まりセット常備しているんだろう・・・
シャワー室のある仕事先もあった。
バグチェック
社員も完成したゲームで遊んでクリアしていた。
んで、佳境の時にバグっぽいものをみつけてプログラマーに報告すると
「げっ・・・!あっ、ありがとう・・・」と青ざめさせて、頭をかかえさせてしまう。
うわ~~~出たよ~~~~!と謎の叫びがこだまする。
再現性がないときはそのままスルーされることもあるが、あるとやばい。
ねねっちみたいなゲーマーの場合、バグの見つけ方も上手そうだから(実際ほめられてたよね)これをよくやっていたかもしれない。ある意味優秀。
プログラマーさんを困らせたくはないのだけど、見つけてしまったからには報告しないといけないんだよねぇ・・・
私の携わったとあるレースゲームは、同時に走る車が多いのがうりでもあるのだけど、途中次元の挾間に召喚されていなくなってしまうことがあった。
レース開始時と終了時の数が違うのだ。
プレイヤーには不利にならないし、リタイヤしたという考え方もできるからなのかそのバグはそのまま残っている。そんなこともある。
打ち上げ
ゲームの開発期間はとても長い。
1年以上かかるので、打ち上げはやっぱり盛大。
いつも美味しいもの食べさせてもらった。
しゃぶしゃぶ食べ放題の時とか、野菜には目もくれず肉!肉!という怒号が飛び交う修羅場だったw
ビンゴゲームも定番ですな。
ゲームショー
これはやはり関係者の日にいけるのが特典。
だけど、仕事をしているときの方が多かったような・・・
一度、作っているゲームのキャラクターミュージカルに行く人を募っていて、それでカネもらえるなら喜んでいくわーーー!って行ったことがある。感想文書かされた。
ゲーム会社はブラック?
私の場合3社経験したのだけど、どこも人間関係が良好でそういう面で苦しんだり苦痛になることはなかったので残業もへっちゃらだった。
ただ、最近の傾向だとけっこう引っかかりまくると思うし、何より残業はよくない。
結婚して、子を産んだら戻れる業界では決してないと思う・・・
(仕事は好きだったが、戻りたいとは思わない)
今は少しは変わってきているのかもしれない。変わってきているといいな。(ご存じの方教えて下さい)
変わってなかったらイーグルジャンプはなぜか女ばかりだから主力がいなくなっちゃいそう!
というわけで元ゲーム会社勤務の人間にも納得の描写!
昔を思い出しちゃうゲーム会社の描写には説得力があったと思う。
デバッカーのバイトと社員がなかよくなって、食事するとかお菓子もらえるとかはさすがにファンタジーだと思うし、女子しかいないとかみんなかわいいとかはさすがにないけどね!
(今はどうかわからないけど当時は7割男性って感じ)
楽しいアニメをありがとうございました。(八神先輩が好きです)
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